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ロッカーズ・アイランドがお届けするWEBマガジン

SPAM-028-"SPREAD OUT"の巻-
text:KYARA(Mighty Jam Rock)
毎年この季節になると、夏リリースのアルバムのレコーディングや、GW恒例の「DANCEHALL ROCK」ツアーの準備、さらに雑誌等の取材などで地味に7月や8月の真夏よりも忙しい。しかも、ここ数年、4月の沖縄の「タワレゲ」や、5月の幕張「SOUND GATE」など春の野外フェスも増え、桜が散ったらフライング気味に夏がやって来る印象だ。地球の温暖化が問題視されているが、レゲエ業界にとっては、夏日が増えることはネガティブな要素ではなさそうだ。
レゲエタウンであるここ大阪でもこの時期からサウンドマンのアクセルも全開で、ターミネーターの堺築港ダンス(今年で最後か?) や、スパイダーのZUMZUMなどの夏恒例レギュラーダンスが始まり、昨年からスタートしたロカパラWEST(第四木曜@AZURE)を含め、日曜日から土曜日まで毎日どこかで、何かしら、ダンスがある状態が続く。また、テクノやハウスにヒップホップなどのオールジャンルがプレイされるメジャーなデカ箱でも、適当にレゲエでも盛り上がる現在の状況は、俺がセレクターを始めた頃では全く考えられなかった。
あの頃、クラブミュージック系雑誌の新譜紹介でもレゲエの居場所はなかった。BOUNTYやBEENIEやBUJUがアルバムをリリースしても全く紹介されない。ボブ・マーリーのなにかしらの再発等がギリギリで紹介されるくらいの状況であった。たまに出るレゲエ・マガジンか、RIDDIMなど数種類のフリーペーパーが唯一の情報源であり教科書であった。
誰も取り上げてくれないのなら、自分たちで伝えないとシーンは育たないと考えていたのか、10年ほど前TOKIWA時代にフリーペーパーを作ったことがあった。何も分からん素人が作ったとしても、その内容は酷かった。残念な内容であった。フリーペーパーと言いつつも一枚の紙を折った見開き2ページの薄い白黒の内容には、NGのコラムや、ROCKのダンスレポート、満腹番長のチャート、マキオのジャマイカ料理レシピ、ダンスに来てたGALの写真を載っけた「今夜のおかず」という差別的タイトルなど、ありがちな内容を羅列しただけで、広告も一切なく、あげくの果てには、表紙の「SPREAD OUT」というタイトルのスペルすら間違っていた。メチャクチャであった。唯一の救いは、低予算のため発行部数が驚くほど少なかったことと、TOKIWA解散のため創刊から3回ほどで終了したことであった。情熱だけではアカンと教えられた。

Event Information〜「DANCEHALL ROCK 2008」〜
5月2日@ZEPP大阪
5月4日@名古屋ダイヤモンドホール
5月5日@クラブチッタ川崎
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2008.04.17:MJR Kyara「SPAM日記」
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