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梅雨の別名をいくつ知ってる?梅雨の種類や時候の挨拶をくわしく紹介

最近、【梅雨】が話題なので、くわしく調べてまとめてみました。

2023年の関東の梅雨入りは6月11日(日)ごろ!

お天気でよく使われる言葉の【平年】とは、2020年までの過去30年の平均(入り・明けを特定しなかった年は除外)の日付のこと。

ちなみに、関東甲信の平年の梅雨入りは【6月7日ごろ】で梅雨明けは【7月19日ごろ】です。

今回は、毎年やってくる【梅雨】の種類や時候の挨拶について紹介していきます。

是非最後までご覧ください。

目次

梅雨の種類について

梅雨の4種類

①、冬から春にかけて【菜種梅雨】
②、春から夏にかけて【梅雨】
③、夏から秋にかけて【すすき梅雨】
④、秋から冬にかけて【山茶花梅雨】

日本の多くの地域に毎年訪れる梅雨は、上記の4種類。

日本列島は南北に長いので地域で始まりと終わりの時期は違いますが、約40日間梅雨の時期になります。

調べてみると梅雨は、季節の変わり目に発生しやすいことが分かりました。

4つの梅雨の中でかなり注目されているのが、春から夏にかけての梅雨。

季節になると天気予報で各地域の梅雨入りや梅雨明けが盛んに予想されるようになりますが、これも梅雨の特徴ですね。

梅雨にはいくつかの別名があり、地域ごとで読み方が違うんです!驚

梅雨の読み方と意味についてくわしく見ていきましょう。

梅雨の読み方について

まず初めに、梅雨の読み方と意味をご紹介します。

梅雨の読み方は「つゆ」または「ばいう」のどちらでも大丈夫です。

そもそも、梅雨を【つゆ】と読むのはちょっと無理がある気がしますね。汗

これは「露」の読み方のつゆを、梅雨の字にあてたと言われてます。

「梅」は、関東地方で2月から3月にかけて咲き始めます。

季節はまだ冬だけど、春に向かい始める時期で春の訪れを予感させてくれるのが梅の花。

梅の花は見て楽しむ品種もありますが、多くは実を収穫するために育てるものですよね。

初春に咲いた花を梅農家が大切に育てて収穫しています。

梅の実が熟し収穫する時期に合わせたように、雨が連日降り続くことから梅雨の名前がつけられたと考えられています。

他には、梅という漢字を分解すると木と毎になりますよね?

梅雨の時期は毎日のように雨が降り続くことから、梅の字に雨をくっつけて梅雨としたという説もあります。

梅雨の別名

まずは梅雨の別名について、俳句や短歌では表のように表現されていました。

梅雨の別名 :読み方と由来
麦雨   :ばくう 梅雨に麦の実が熟すのに由来
長雨   :ながめ 雨が長く続くことに由来
水取雨  :みずとりあめ 田に必要な雨に由良
芒種雨  :ぼうしゅあめ 6月6日頃が芒種に由来
五月雨  :さみだれ 旧暦で5月頃に由来
黄梅の雨 :こうばいのあめ 梅の実が黄色いことに由来

続いて、地域と国の梅雨の呼び方の違いついてはこちら

梅雨の地域と国別の呼び方

英語圏 rainy season
韓国  長霖(チャンマ)
中国  黄梅雨(ファンメイユー)

鹿児島県奄美群島 ながし
鹿児島県大島郡喜界島 なーみっさ
沖縄 小満芒種(しょうまんぼうしゅ)
    芒種雨(ぼうしゅあめ)

いくつかご紹介しましたが、日本情緒あふれる雨の表現はとても多くて400語以上あると言われています!

梅雨の表現を紹介したところで、続いてビジネスシーンで使えるフレーズについても紹介していきます。

梅雨の時期に使いたい時候の挨拶①

あなたは、七十二候「しちじゅうにこう」という言葉をご存知ですか?

七十二候とは、古来中国で考案された季節を表す方式の1つです。

季節ごとの鳥や虫、植物、天候の様子が72の時候の名前になっていて、季節の移り変わりを感じることができます。

梅雨の時期は以下のような表現ができます。

梅雨時期に使いたい、時候の挨拶①

麦秋至「むぎのときいたる」
蟷螂生「かまきりしょうず」
腐草為蛍「くされたるくさほたるとなる」
梅子黄「うめのみきばむ」
乃東枯「なつかれくさかるる」
菖蒲華「あやめはなさく」

麦秋至「むぎのときいたる」5月31日〜6月4日

小麦が収穫を迎える時期をいいます。

時候の挨拶は、「麦秋の候」、「黄金色の麦畑が美しい季節となりました」など。

蟷螂生「かまきりしょうず」6月6日〜10日

蟷螂が生まれでてくるころという意味です。

時候の挨拶は、「蟷螂生の候」、「かまきりの赤ちゃんが元気に生まれてくる季節になりました」です。

腐草為蛍「くされたるくさほたるとなる」6月11日〜15日

昔は暑さに蒸れて腐った草が、蛍になると信じられていました。

時候の挨拶は、「腐草為蛍」、「川辺にホタルの光が美しい季節となりました」、など。

梅子黄「うめのみきばむ」6月16日〜20日

梅雨入りとともに、青かった梅が黄色く熟してくる頃です。

時候の挨拶は、「梅子黄の候」、「梅の実が色づき始める季節となりました」、など。

乃東枯「なつかれくさかるる」6月21日〜25日

乃東「だいとう」とは、冬至に芽を出し夏至に枯れる夏枯草「かさごそう」の古名。

時候の挨拶では、「乃東枯の候」、「乃東枯、ウツボの花が枯れていき、夏がすぐそこまで来ています」、など。

菖蒲華「あやめはなさく」6月26日〜30日

菖蒲が花を咲かせるころで、菖蒲が咲くと梅雨が来たと言われていました。

時候の挨拶では、「菖蒲華の候」、「菖蒲の花が咲き、梅雨が訪れました」など。

梅雨の時期に使いたい時候の挨拶②

梅雨時期に使いたい、時候の挨拶②

半夏生「はんげしょうず」
温風至「あつかぜいたる」
蓮始開「はすはじめてひらく」
鷹乃学習「たかすなわちわざをならう」

半夏生「はんげしょうず」7月1日〜6日

半夏「からすびしゃく」という植物が生え始めるころで、田植えを終わらせる目安とされてきました。

時候の挨拶では、「半夏生の候」、「半夏生、カラスビシャクが生え始め、いよいよ梅雨も終わりを迎える季節となりました」など。

温風至「あつかぜいたる」7月7日〜12日

温風とは南風をあらわしていて、この頃に吹く風を白南風「しろはえ」と呼びます。

この時期は、暑中見舞いはがきを出す時期です。

時候の挨拶では、「温風至の候」、「温風至、白南風が吹き、いよいよ夏本番を迎えます」、など。

蓮始開「はすはじめてひらく」7月13日〜17日

蓮の花が咲き始めるころですが夜中から明け方の涼しいときに咲き3〜4日で散ってしまいます。

時候の挨拶では、「蓮始開の候」、「蓮始開、蓮の白やピンクの花びらが美しく花開く季節となりました」、など。

鷹乃学習「たかすなわちわざをならう」7月18日〜22日

鷹野のヒナが巣立ちの準備をするころです。飛び方や、獲物の取り方を覚えます。

鷹は本来単独で行動するので、親子で飛んでいるのが見れるのはこの期間だけです。

時候の挨拶では、「鷹乃学習の候」、「鷹乃学習、若鷹が大空に飛び立つ季節となりました」、など。

梅雨の別名をいくつ知ってる?梅雨の種類や時候の挨拶をくわしく紹介 まとめ

以上、今回は梅雨の種類や別名・時候の挨拶についてまとめてみました。

梅雨の種類や別名・時候の挨拶 まとめ

・5月4日に沖縄地方で梅雨入り
・梅雨の名前の由来は諸説あり
・梅雨は4種類ある!
・読み方は「つゆ」でも「ばいう」でのOK
・梅雨は別名も時候の挨拶も豊富だった

記事をご覧になって頂いていかがでしたでしょうか?

梅雨の時期を憂鬱に思うのではなく、私たちの先輩は梅雨の表現の仕方に思いを巡らせていたのかもしれませんね。

梅雨の言い回しを知ることでイメージが少し変わったんじゃないでしょうか。

今年の梅雨は、自然を感じながら季節の移り変わりを感じてみましょう!

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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