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ROCKER'S ISLAND NEWS

124th〜ジャマイカの新聞社がロッカーズ・アイランドを取材(タッカー社長インタビュー)〜
text:kitano (ROCKERS ISLAND)
こんにちは!
今回のROCKERS ISLAND NEWSは、ロカチャン編集部よりお届けです。

先週、ロッカーズ・アイランドのボス、TUCKER社長の携帯にジャマイカから続々とメッセージが。「ロッカーズが新聞に載ってるぞ!」「タッカーの記事みたぞ!」などなど。実はつい先日、ジャマイカを代表する新聞社グリーナーの記者が、ロッカーズ・アイランドへ取材に訪れたのです。

『日本人がジャマイカのレゲエを取材する』というのはよくある光景。しかし、『ジャマイカンが日本のレゲエを取材する』なんてかなり珍しいのではないでしょうか?そんな機会ですので、これを記念(?)してジャマイカの新聞「ジャマイカ・グリーナー」に掲載された記事を紹介したいと思います。




ジャマイカ・グリーナー「ダンスホールの変化は売上には変化をもたらさない?」
Gleaner Writer : Mel Cooke

水曜の昼下がり、大阪の伊丹空港。CDプレイヤーからはElephant Manの [Willie Bounce] が流れ、通り過ぎる男性の着ているTシャツにはRichie Spiceツアーポスターのデザインがプリントされていた。

ジャマイカから遠く離れた、同じ『J』の頭文字のつく国でこうした光景を目にし、レゲエとダンスホールの市場が大きいという事実を知ることに、著者は興味を覚えた。

1979年にBob Marleyが日本ツアーを行って以来、多くのレゲエ・アーティストが日本へ訪れており、直近ではYellow Man、Fire Linksなどがある。そして、2007年のワールドクラッシュでトロフィーを手にし、去年は横浜スタジアムのレゲエフェスにShabba Ranksを招へいしたMighty Crownのいる国でもある。

プリンストン大学の音楽学で助教授をしているマナベ・ノリコ氏は、「日本とジャマイカの文化には類似点があり、それが日本でのレゲエとダンスホールの人気に繋がっている」と指摘した。「ジャマイカの公用語であるパトワと日本語は、どちらもメロディアスな言語であり、日本人にとって英語よりも親しみのある音階なのだ」とも言う。また、「東京で活動するアーティストには地方出身者が多く、活動する場から離れた土地に地元を持つ感覚、地方特有のユーモア感や暖かさ、気取らなさ、そして方言もジャマイカのカルチャーに近いのだ」と語った。




〜 サマー・ミュージック 〜
しかし、レゲエ・ダンスホール専門レコード店ROCKERS ISLANDの代表であるツルキ・タカフミ(TUCKER)はこう語る。

「ジャマイカ音楽のファンは思っている程多くない。多くの者にとって、それは夏に野外で行われているフェスの一つ程度の捉え方なのだ。熱狂的なファンはその中の一部であり、現在のジャマイカ音楽の傾向は、レゲエの人気を盛り上げることには繋がらず、むしろ人々の足を遠のける可能性もある」と言う。

ツルキは、「日本ではレゲエを夏の音楽だと思っている人が大勢います。彼らは夏のレゲエ・フェスやパーティーに参加しますが、それと同じように他のジャンルのフェスにも足を運びます。日本のレゲエ・フェスで沢山の人が盛り上げっているという映像を目にすることがあると思いますが、その人たちが必ずしもレゲエを聴いているとは限りません。Mavado、I-OctaneやBuju Bantonを知りません。レゲエというジャンルは好きでも、アーティストを含む詳細までは知らないというのが現状です」と話す。

また、彼はヒップホップ・リスナーとレゲエ・リスナーの違いを、「全員とは言いませんが、日本のヒップホップ好きはヒップホップだけを、レゲエ好きはレゲエだけを好み、それだけを聴く傾向にある」と指摘する。




〜 マイナス効果 〜
現在、ジャマイカの音楽はヒップホップの影響を多く受けている。レゲエ・ダンスホールは野外で聴くことの多いジャンルである為、ヒップホップ調の音色は、それに最適とは言えない。

「ここ近年、ジャマイカの音楽は野外から室内向けにと変わって来ていると感じます。それが日本でのレゲエの売上が落ちることにも繋がっていると思います。ジャマイカの音楽は年々変化しており、最近の若いプロデューサーはヒップホップから強い影響を受けています。彼らがレゲエに変化をもたらしており、それはジャマイカのお客さんにとっては良いことかもしれませんが、レゲエにとってはあまり良いことだとは思えません」「現在、日本ではジャマイカ人アーティストのCDはあまり売れません。逆に日本人のMixCDの方がよく売れるのです。買ってもらえるよう努力していますが、以前のようには売れなくなっています」と、ツルキは語る。

ROCKERS ISLANDでは、ジャマイカから音源をライセンスし、「Best of the Early Buju Banton」「Real Talk (Konshens)」「Bad From Mi Born (Munga)」「Live Life and Love It (G-Whizz)」「Luv a Dub (Alaine)」「Thank You Father (I-Octane)」など、沢山のジャマイカ人CDアルバムをリリースしています。売れているものもあれば、そうでないものもあるが、G-Whizzの曲調は日本のマーケットに合っているそうだ。

Chinoの [Never Change] のように、日本のマーケットにターゲットを合わせたリリースも増えてきている。T.O.K.やVoicemailも、日本で成功を収めている。

しかし、日本のレゲエ市場で最も売れているのは、Chehon、Fire Ball、JTBなどの日本人アーティストのタイトルや、Mighty Crown、Burn Down、Mighty Jam Rock、Scorpion、Barrier Freeなどのサウンド・システムが運営するレーベルからリリースされるミックスCDなのです。

著者がタワーレコードに行って確認したところ、日本では『J-Reggae』と称される日本人によるレゲエ・ミュージックとジャマイカのレゲエ・ミュージックは、ジャンルも展開されているフロアも分けられており、それぞれ別の展開がされていた。ジャマイカのレゲエ・コーナーでは、Etana、Glen Washington、King Jammy's、Bunny Wailer、Mighty Diamonds、Gentleman、Sizzla、Sugar Minott、The Abyssiniansなどの馴染みのある名前を目にした。

ツルキは、レコードの売上はとても減少したと言う。「7年前までは売上の8~9割はレコードでした。しかし、今は1割もありません」。ロッカーズ・アイランドでは、レコード販売の他にデジタル配信、海外向け販売も行っている。

著者がロッカーズ・アイランドへ向かう途中、Tarrus Rileyの [Beware] がショップのドアから流れて、時計屋からはRichie Stephensの歌声が聴こえて来た。

レゲエは大阪中に浸透しているようだ。

元記事:Japan's Reggae Affair A Deception? (Published: Sunday | April 15, 2012)





ジャマイカ・グリーナー「ジャマイカから日本にレゲエを運ぶロッカーズ・アイランド」
Gleaner Writer : Mel Cooke

19年前にジャマイカン・ミュージック、ダンスホール・ミュージックに着目し、日本でその売場を開拓したツルキ・タカフミ(TUCKER)だが、彼のジャマイカン・ミュージック・シーンでの活動はそれよりも遥か前から行われていたようだ。

ツルキは大阪でロッカーズ・アイランドを経営しているが、出身は北海道だ。学生時代、クラブ通いをしていた頃にレゲエと出会った。「レゲエをかけるクラブがあり、気に入って毎週通っていました。そこでレゲエ友達とも出会いました」と語った。そこで出会ったレゲエ友達は皆日本人であったが、すぐにジャマイカ人の友人とも出会うようになる。ジャマイカで。「自分がのめり込るものと出会い、その音楽の本場にも興味を持ったのです。そして必然的にジャマイカへ行きたい欲求が生まれ、そこで大きな驚きを経験することとなりました」。

その驚きとは、彼が日本で想像していたジャマイカの音楽のイメージを遥かに超えていたのです。「毎週どこかでStone Loveらのダンスが行われていました。日本では野外にスピーカーを出して音楽を鳴らすなんていう文化はありませんでした」。ジャマイカへ渡る以前、ツルキはJudgement Sound Stationというサウンドを札幌で始めていた。そしてレゲエの虜となった彼は、ジャマイカへと移住したのです。「もっとレゲエに触れたいと思ったのです。東京や大阪とは違い、私の街(北海道)にはレコード屋なんて無く、レゲエの情報が入って来ませんでした。だったらジャマイカに行った方が早いと思ったのです」。

「最初はジャマイカでレコードを買い、それを日本に持って帰って来るか、ジャマイカにいる友人から送ってもらっていました」。彼は札幌のレコード市場を、低価格という武器で勝ち抜きました。その感触から、この商売でもっと行けるという手ごたえを感じ、日本でのパートナーを見つけました。「この仕事を友人に振り、二人でお金を出し合いロッカーズ・アイランドを立ち上げたのです」と話す。

ツルキはジャマイカでレコードを集め、パートナーは日本でそれを受け取るというように、彼らは役割を分担しました。当初はハーフ・ウェイ・ツリーにあるアクエリアスで買い付けを行っていましたが、すぐにダイナミックやソニック・サウンドなどの製造元から直接で仕入れるようになりました。当時は、Admiral Bailey、Maxi Priest、Shabba Ranks、Bob Marley、Buju Banton、Bounty Killer、Beenie Manらが人気でした。

ツルキは語る。「全部買いましたよ」。

彼は最終的に、Roof InternationalやDigital Bなどのスタジオへ足を運び、直接買い付けを行いました。「全ての流通を網羅し、毎日買い付けてました」とツルキは言う。

最初の頃、彼はバスを使って買い付けに回っていたが、トラブルが多発したそうだ。「1年後に車を買い、トラブルは解消されたけど、それまではしょっちゅう泥棒に遭いましたよ」と笑いながら話した。

元記事:Rocker's Island: From Jamaica To Japan (Published: Sunday | April 20, 2012)


いかがでしょうか。以上、4月15日20日と、2日にわけてロッカーズ・アイランドがジャマイカの新聞に取り上げられました。「もっと知りたい!」と感じた方は、ぜひロッカーズ・アイランドへ足をお運びください。お待ちしてます!



〜 ROCKERS ISLAND 大阪ショップ 〜

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〒550-0014
大阪市西区北堀江1-2-17 四ツ橋川崎ビル東側1F
TEL:06-6537-6233

ロッカーズ・アイランドの店内は、広めのスペースにあっと驚く数のレコード、CD、ジャマイカン・グッズ等がビッシリ!レゲエ専門では世界一の在庫数です。レコード&CDは全作品試聴可能ですので、イイ音探しに、ぜひお気軽にご来店ください。お連れの方のために、お待ち頂けるリラックス・スペースも用意しています。



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2012.04.24:ROCKER'S ISLAND NEWS
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