7月19日ZEPP OSAKAで開催された、今回で4回目を迎えるサウンドクラッシュ「WAR GWAAN」。毎回大阪で開催され、全国から次世代を担うであろう期待のサウンドが参戦!このサウンドクラッシュにエントリーされるだけでもその敷居は高く、もちろん優勝を勝ち取ればサウンドマンとして得られる名誉は大きい。優勝賞金の額も100万円と高額なだけに、各サウンドとも当日用も含め、仕込むダブプレートの数は多く、その緊張感は期待感とともに会場に広がり伝わってくる。
今回のエントリーサウンドは三重より前回の覇者で連覇に燃えるARSENAL JAPAN。横浜からは初参戦ではあるがサウンドマンとしてのキャリアやサウンドクラッシュの経験値も高いCAPTAIN-C 20XX。地元大阪からはこちらも初参戦!NYから帰国後も好調に全国のダンスに出演し知名度もあげてきているKING JAM。そして京都から前回は4位と苦渋を飲み雪辱に燃えるKING ASHURAの4サウンド。
司会のNG HEADの登場とともに上がる歓声!くじ引きでプレイの順番は、KING ASHURA、ARSENAL JAPAN、KING JAM、CAPTAIN C 20XXの順に決定。
<ROUND 1>
各サウンド15分ずつ。このラウンドでの脱落サウンドはなし。
まずはKING ASHURA、挑戦者であることをアピールするMCから始まり、ファンデーションの名曲から、現在現場でも人気の”STAGE TIME”トラのセグメントで盛り上げる!
続くARSENAL JAPAN、こちらもHOPETON LINDO [TERRITORY] などクラッシュでお馴染みの曲から、”WIPE OUT”トラでのVADER、ARM STRONG、BOXER KID & BOOGIE MANのRAGAMMAFINコンビネーションといったジャパニーズ・アーティストなどで観客をつかむ。
そして、KING JAMは、有名ファンデーション・チューンからお馴染み”SICK”、”WOMAN DEH YA”トラなどのセグメントでオーディエンスを乗せて行き、CAPTAIN-C 20XXへのBOOGIE MAN、SAMI-Tでの仕込みも。
1ラウンド目最後のCAPTAIN-C 20XXは、笑いも誘う余裕のMC。GUAN CHAIで自己紹介した後は、「1ラウンド目は脱落者なしということで、とりあえず皆持っていそうなダブを次々とかけていくぜ」と、JUNIOR REID
[ONE BLOOD] など次々ビックチューン・ダブプレートを連発していく。”GOLDEN HEN”でのYELLOW MAN
[ZUNGGUZUNGGUZUNGGUZENG] には会場もボス!KING JAMへむけ、同じくSAMI-Tでコントラクション!
<ROUND 2>
各サウンド15分ずつのプレイ。
KING ASHURAは、流行のSERANI、DEMARCOなどのブランニュー・ダブから、NG HEAD、HIBIKILLA、G MAN、55LEVELなどのジャパニーズ・アーティストで各サウンドを攻撃!途中ブーイングにも、「何も恐れるものはない」と余裕の対応!
ARSENAL JAPANも、BUGLE、MUNGA、BUSY SIGNAL、SERANIなど旬なダブプレートではじめ、クラッシュ定番曲のSINGING MELODY
[GROOBY KIND OF SOUND] や、JUNIOR CAT
[WOULD A LET YOU GO] などでオーディエンスを盛り上げ、最後は「今世界で一番やばいBOUNTY KILLERはこれだ」と、”UNFISHED BUSINESS”のBOUNTY KILLERをプレイしボス!!
続くKING JAMは、PUSHIMのアカペラ・キルチューンではじめ、こちらもブランニュー・ダブをMAVADO中心にふんだんにプレイ!ジャパニーズ・アーティストも多数かけ、最後はSHABBA RANKS、MAJOR MACKLELLとニューヨーク・アーティストをかけ、締める。
CAPTAIN-C 20XXは、当日用 [NO ONE(アーティスト不明)] で観客の心をつかむ。その後もKING ASHURAへコントラクションでDEMARCO
[FALLEN SOLDIERS] 、そしてKING JAMへむけMR.VEGAS
[WE NUH FRIEND]!など巧みなMCを織り交ぜチューンで攻撃。途中セレクターのバンジーもマイクを握り、KING JAMへFIRE BALLで攻撃するなど会場を盛り上げる。
ここで初のジャッジメントタイム。オーディエンスとNG HEADの公平なジャッジにより、前評判が高かったKING JAMが残念ながらもう一つ観客の心をつかめず脱落。
<ROUND 3>
10分づつのプレイ。
GLEN WASHINGTON
[JAH GLORY]、GLENROY RICHARDS
[WICKED CAN'T RUN AWAY]、ANTHONY RED ROSE
[TEMPO] などからはじめ、その後もファンデーションの名曲を思う存分かけ好調に盛り上げるKING ASHURA。
BERES HAMMOND
[FIRE]、DERRICK MORGAN
[THE BLAZING FIRE]、COURTNEY MELODY
[NINJA MI NINJA]、MEDITATIONS
[WOMAN IS LIKE A SHADOW]、MARCIA GRIFFITHS
[TELL ME NOW] などなどこちらもビックチューン満載で、最後のTUNE FI TUNEに向けて意気込むARSENAL JAPAN。「自分たちは昔からダブを沢山持っている。今回お金をかけファンデーションダブを沢山とってきたCAPTAIN-Cにこの曲を放り込む!」とBRIAN & TONY GOLD [PASS MI A DUBPLATE] でボス!と名指しの攻撃にもぬかりはない。最後は「2連覇するぞ」と、CULTURE
[SEE DEM A COME] で締め。
続くCAPTAIN-C 20XXは、SCION SUCCESS
[DONE DEAD ALREADY] でフロアをGUN FINGERで埋め尽くし、その後も好調にBUNNY WAILER、MELODIANS
[RIVERS OF BABYLON]、CARLTON & THE SHOES
[LOVE ME FOREVER]など往年の名曲をばっちりプレイ!そして「誰にもまねできないダブをかけてやる」とJANET KAYやDIANA KING、そして最後はMAXI PRIESTとインターナショナルなプレイも冴えた。
ジャッジメント・タイムでは、他の2サウンドに比べ声援の少なかったKING ASHURAが脱落。
<FINAL ROUND>
5曲づつを交互に掛け合うTUNE FI TUNE。
【1】ARSENAL JAPAN、「インターナショナルなアーティストをプレイする」と、SHINE HEAD
[BILLY JEAN]。それに対しCAPTAIN-C 20XX、 ASWAD [PROMISE LAND] でプレイ。
【2】ARSENAL JAPAN、「小僧がどこまでやるかみせてやる」とTHIRD WORLD [96DEGREES]。CAPTAIN-C 20XX、「96度がどうした?」と返し、YELLOW MAN
[I'M GETTING MARRIED IN THE MORNING]。
【3】ARSENAL JAPAN、 「YELLOW MANとはそこが見えた!」と、すかさずSHAGGY
[OH CAROLINA]。CAPTAIN-C 20XXもすかさずYELLOW MAN
[BLUE BERRY HILL]。
【4】ARSENAL JAPAN、「EVERYTHING I OWNじゃなく、KEN BOOTHのもっとやばい曲をかける」と
[MOVING AWAY]。「お金じゃなく頭がなくちゃ2連覇はできねぇぞ」とCAPTAIN-C 20XX、MARCIA GRIFFITHS & CUTTY RANKS
[HALF IDIOT]。
【5】ARSENAL JAPAN、ファイナルは病気から復活したALTON ELIS
[DANCE CRUSHER] でボス。「オージーは調子いいこといって客をだましてる!」とCAPTAIN-C 20XXはマーレー一家のKY-MANI MARLEY [WAR] で締め。
そして、ジャッジメントはARSENAL JAPANに軍配が上がり、WAR GWAAN初の2連覇となった。
観客と参戦サウンドとも、回を重ねるごとに上がっていくレベルを感じることができ、次の参戦サウンドの位置を伺うサウンドも全国からチェックしに来ており、次回への期待も高まるサウンドクラッシュとなった。